目次
はじめに
コーヒー好きの方であれば、自宅にコーヒーメーカーがある方も多いのではないでしょうか?しかし、そのコーヒーメーカー掃除してますか?
我が家では、毎朝コーヒーを入れ飲むのですが、これまで水洗い以外の掃除をしたことがありませんでした。掃除をしていないコーヒーメーカーは、風味や香りが損なわれれ味が落ちてしまいます。
水を使うため水垢がたまりやすく、これを放置しておくと水垢が詰まり故障の原因にもなります。ですので、定期的な掃除が必要です。
ただ掃除と聞くと、それだけで面倒に感じてしまうかと思いますが、ここでは簡単にできる掃除の仕方をご紹介します。実際に掃除してみましたので、参考にしてみてください。
コーヒーメーカーが汚れる原因
コーヒーメーカーを普段から使っていれば汚れるのは当然です。この汚れの種類には以下のようなものがあります。
水垢
汚れの原因の1つが、水垢です。コーヒーを入れる時の水には、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が含まれており、それが固まると水垢になります。
体に害はありませんが、水垢が貯まるとコーヒーの出が悪くなり故障の原因にもなるため、気付いたら掃除しましょう。
コーヒー豆の油汚れ
コーヒー豆に含まれる油分が、フィルター(ドリッパー)などに黒く残ってしまうことあります。長年使っているとこの汚れが落ちにくくなるため、重曹を使って掃除してみましょう。
カビ
汚れの中で一番気を付けたいのがカビです。高温多湿になるコーヒーメーカーは、長時間おいておくと中にカビが発生しやすくなります。我が家のコーヒーメーカーもご覧の通りカビが生えてしまっています。
そのままコーヒーをドリップするとカビも一緒に流れ出ることもあり、体にも悪影響を与えるためこまめな掃除が必要です。これを使っていたかと思うとゾッとします。
カビを発生させないために、給水タンクの中に水分を残さないことも大切で、そのためにはタンクの取り外しができるコーヒーメーカーがおすすめです。
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コーヒーメーカー掃除に必要なもの
用意するもの
コーヒーメーカーの掃除に必要なものは以下になります。掃除をはじめる前に準備しましょう。
- クエン酸
- 重曹
- メラニンスポンジ
- 歯ブラシ
- キッチンクリーナー
コーヒーメーカーの普段の掃除方法
まずは、コーヒーメーカーの普段の掃除方法についてです。
①コーヒーメーカーを分解
掃除がしやすいようにパーツを分解します。ガラスポット、フィルター、フィルター蓋、給水タンク、本体に分かれます。
②洗えるものを水洗いする
コーヒーメーカーは、本体以外は基本的に水洗いができます。スポンジと洗剤を使いきれいに洗い流しましょう。
コーヒーを注ぐガラスポッドは、よく見ると茶色の汚れが付いています。この汚れの正体は、茶渋と同じタンニンというもので、通常のスポンジだけではなかなか取れません。
しかし、激落ちくんなどのメラニンスポンジを使えば、楽に落とすことができました。クエン酸に着けて落とす方法もありますが、メラニンスポンジだけで十分です。
③本体を拭く
キッチンシートで、本体を拭いていきます。タオルなどでも代用できますが、使ってすぐに捨てられるキッチンシートが便利です。
外側だけでなく、先ほどカビが生えていた給水タンクの内部まできれいに拭いていきます。なおセスキなどを使うと、さらに汚れが落としやすくなります。
メディアでも紹介され知られるようになったセスキ。マグカップのコーヒーシミを落とすのにもセスキを使うとよく落ちます。実際にやってみたのでこちらも読んでみてください。Check!
マグカップに付いたコーヒーのシミをセスキで落とす方法クエン酸で水垢を落とす
普段の掃除に加えて行いたいのが、コーヒーメーカーの内部洗浄です。内部に付いた水垢はクエン酸を使い落としていきます。
酢やレモン汁を代用する方法もありますが、匂いが残ることもあるため無臭のクエン酸を使います。
水垢をそのままにしておくと、コーヒーの風味や香りに影響が出るだけでなく、水垢が詰まり故障の原因にもなります。掃除頻度は1ヶ月に1回程度行ってください。
クエン酸は、ドラックストアや百均などで安く購入することができるのでお財布にもやさしいです。
①水とクエン酸を混ぜる
給水タンクに水を注ぎその中にクエン酸を入れます。クエン酸の量は、コーヒー1杯分につき1グラムが必要です。このコーヒーメーカーはコーヒー5杯分が入るので、クエン酸を5グラム入れます。
水垢などの汚れはアルカリ性のため、酸性のクエン酸を使うことで汚れを落とすことができます。
②ドリップする
そして、電源を入れクエン酸水をドリップします。ドリップし終わったら、①と②を繰り返し3回程度行います。
③水だけでドリップ
終わったら、最後はクエン酸を入れずに水だけで一度ドリップします。これで水垢を洗浄することができます。意外と簡単です。
なお、コーヒーメーカー専用のクリーナーも販売されています。気になる方はチェックしてみてください。
重曹で黒ずみを落とす
コーヒー豆に含まれる油分が、フィルター(ドリッパー)などに黒く残ってしまうことあります。この黒くなった黒ずみは、重曹を使い落としていきます。
掃除頻度は、1ヶ月に1回程度行ってください。重曹もクエン酸と同様、ドラックストアや百均で購入できます。
①重曹ペーストを作る
重曹と水を混ぜ、重曹ペーストを作ります。重曹と水の比率はを2:1にし、どろっとなるぐらいが理想です。
②歯ブラシで擦る
ペーストを作ったら、フィルターに直接かけて歯ブラシで擦ります。一度で落ちない場合は、何度か繰り返し試してみてください。
こんなにきれいになりました
掃除が終わったので、掃除の前後を比較してみましょう。
ビフォーアフター
ご覧の通りガラスサーバーはこんなにきれいになっています。
拡大して見るとよくわかります。これは、メラニンスポンジのみでここまで汚れが落ちました。クエン酸などは使っていません。
湿度が高くなる給水タンクの中もカビが生えていましたがピカピカになっています。
早速掃除後にコーヒーを淹れたところ、いつもよりも味が濃くなったように感じました。コーヒー豆も変えていないので掃除のおかげかと思います。
まとめ
ここまでご紹介したように、コーヒーメーカーの掃除はクエン酸と重曹を使うときれいに汚れが落ちます。定期的な掃除をすることで、コーヒーが美味しく飲めるだけでなく、故障も防ぐことができます。
誰にでもできる掃除方法ですので、一度試してみてはいかがでしょうか。