目次
はじめに
お気に入りのマグカップが、気付いたらシミ(茶渋)がびっしり、なんてことはありませんか?食器用洗剤とスポンジだけではなかなか取れないこともあり、そのまま諦めていた方も多いのではないでしょうか。
しかし、この取れなくなったシミ汚れは「セスキ」という洗浄剤を使えば、簡単に落とすことができます。それでは、実際のシミの落とし方を紹介していきます。
セスキとは
まず、シミを落とす方法を紹介する前に、セスキについて簡単に説明します。近頃メディアにも取り上げられ、知名度が上がりつつあるセスキですが、大きな特徴は2つあります。
油汚れに強いアルカリ性剤
セスキの正式名称は、セスキ炭酸ソーダと呼ばれています。1つ目の特徴は重曹と同じアルカリ性ですが、重曹よりアルカリ濃度が高く、重曹の10倍強力な洗浄力と言われている点です。
油汚れやたんぱく質汚れは酸性なので、反対の成分アルカリ性のセスキを使えば効果的に落とすことができます。
セスキは油汚れに強いため、ガスコンロ掃除にもおすすめです。実際に掃除してみましたので、詳しくは以下を読んでみてください。Check!
ガスコンロ掃除は油汚れに強い「セスキ」がおすすめ冷蔵庫の下に付いた汚れも、セスキ水で簡単に落とすことができました。実際にやってみたのでぜひ読んでみてください。Check!
冷蔵庫下の掃除方法は?アレを使えば簡単にきれいになった!水に溶けやすく使いやすい
もう1つの特徴は、セスキはサラサラの粉のため水に溶けやすい点です。水に溶けやすいとつけ置きや洗濯など幅広く使えます。
セスキを使う上での注意点
白木、畳、アルミ製品には使えない
セスキはあらゆる場所に使えますが、使えない場所もあるため注意が必要です。白木はシミになる可能性があるためおすすめできません。
また、畳やアルミ製品などは変色の可能性があるため使わないようにしましょう。他にも水気を嫌う本革なども使用は避けてください。
セスキを使用する際は手袋を
セスキは弱アルカリ性で肌にやさしいと言われていますが、お肌を傷めないようゴム手袋を付け掃除することをおすすめします。私は以前、手袋を付けずに掃除していましたが、指先の荒れが気になってきたので今は手袋を付けています。
セスキ水の作り置きは2,3か月をめどに
セスキは、温度や湿度によって成分が分離することがありますので、2,3ヵ月程度で使いきりましょう。また、期限が切れたら洗濯洗剤としても併用できますので無駄なく使えます。
マグカップのシミをセスキで落とす方法
ここからは、実際にマグカップに付いたコーヒーのシミ汚れをセスキを使い落としていきます。
準備するもの
まず、以下のものを準備しましょう。シミを落とすのに必要なものです。
- セスキ炭酸ソーダ粉末
- メラニンスポンジ(激落ちくん)
- ゴム手袋
シミのついたマグカップを用意
次に、シミのついたマグカップを用意します。私が普段コーヒーを飲むのに使っている、ファイヤーキングというメーカーのマグカップを使いたいと思います。
カップの底あたりの茶色になった部分が、コーヒーのシミ汚れが付着しているところです。白いカップと比べ、汚れの付き方が分かりにくいですがお許しください><
セスキをマグカップに入れる
準備したセスキの粉末をマグカップに小さじ1杯程度入れます。
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熱湯を注ぎつけ置き
セスキを入れたカップに熱湯を満タン注ぎます。汚れが落ちやすくなるよう5分程度つけ置きしてください。熱湯を使うためシンクで作業しましょう。
カップの熱湯を流す
5分経ったら、カップの熱湯を捨てます。その際は、熱湯で火傷をしないようゴム手袋を付け作業してください。私は素手でやってしまいましたが。
メラニンスポンジで擦る
そのあとは、用意したメラニンスポンジを少量の水で湿らし、カップの内側に付いたシミを擦ります。汚れが酷いところは、少し強めに擦ってください。
メラニンスポンジは、レック㈱が販売する「激落ちくん」が有名ですよね。みなさんも1度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
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こんなにきれいになりました
ビフォー・アフター
きれいになったところで、ビフォー・アフターを比較してみましょう。気になっていたコーヒーのシミ汚れが取れています。
反対側から見ても、シミ汚れが取れているのが分かります。
汚れが落ち切っていないのは、このマグカップがヴィンテージ(古い)商品のためだと思われます。カップ底にある細かいヒビや傷などから、陶器の中に汚れが入ってしまったため、写真のように汚れが残ってしまったものと考えられます。
なので、ダメージがない通常のマグカップであればもっときれいにシミ汚れが落ちると思います。
まとめ
マグカップのシミ汚れは、セスキを使うことで簡単に落とすことができました。コーヒーやお茶やが入ったまま放置すると、どうしてもシミ汚れがつきやすくなってしまいます。
使ったあとは、すぐに洗えない場合でもそのまま放置せず、水につけておくなどの対処をし、シミをつけないようにしましょう。